男性も女性も!家庭のストレスもうつ病発症原因のひとつ
ストレスがたまる場所と言えば職場が代表的ですが、実は職場よりも家庭でストレスがたまってしまうというケースが意外と多いのです。実際、恋愛関係や夫婦間の悩みを持つ人は本当に多く、休める場所であり心が安らげる空間のはずの家庭が、実はうつ症状の原因になってしまう例が意外とたくさんあるのです。
夫婦問題がストレスになることも多い
夫婦関係や恋愛が引き金でストレスを抱え込む方が多くいます。毎日喧嘩が絶えず、顔を合わせるたびにお互い傷つけあうような環境であれば、最悪別離の危機に陥ってしまいますよね。
本来の自分であれば我慢できるようなことでも、余裕がない時はパートナーのちょっとした言動にもイライラして辛くあたってしまう事もあります。夫婦だからといって、いつも仲良し状態を保てるとは限らないのです。
夫にストレスをためる要因例
夫婦の悩みが原因でうつ病になってしまうケースもあります。妻が夫に抱くストレスの例として以下が考えられます。
- 夫が連絡をくれない。メールや電話がこない。
- 夫と喧嘩ばかりで落ち着けない。
- 夫の両親と気まずい。
- 離婚したくても離婚を切り出せない。
- 大好きだった夫と離婚する事になり気力がわかない。
- 相手の浮気が発覚。でもどうすればいいかわからない。
- 自分の不貞を、誰にも打ち明けられない
妻に対してストレスを感じる
妻が、夫に対してストレスを抱える事もありますが、逆に夫が妻に対してストレスを抱えるケースも多くあります。家庭ストレスにおいて、夫側が妻に対して抱えるストレスにフォーカスしてみます。
妻がデキすぎている!
妻が理想的だからといってストレスフリーな毎日が保証されるわけではありません。妻が完璧だからこそストレスがたまる場合もあるのです。
いつも家の中は綺麗に整頓され、仕事と家庭の両方バリバリこなし、とにかく要領良くできる妻。一見、「完璧な妻を持てて幸せな夫」というイメージがありますが、なんでもできる妻だからといって旦那さんがハッピーだとは限りません。
素晴らしく優秀な妻に変わりなくても、あまりにも完璧を求めるがゆえ、夫の事もきっちり管理する、夫がちゃんとしていないとイライラされる場合もあります。夫はそれらを苦痛に感じるようになり、いつしかストレスを抱えていきます。妻からのダメ出しや小言を言われたりすることで、まるで家に上司がいるかのような気分になってしまいます。
自分の居場所がない
家庭の中に自分の居場所がないのは苦しいものです。一緒に住んでいても、自分の存在が無視されているかのように扱われるとむなしいですよね。子育てが始まると妻の生活は子供中心となり、夫を構えなくなる事もよくあります。
夫を立てる事も少なくなり、日常のちょっとした事は全て子供中心、旦那さんの意見や希望を聞き入れない奥さんもたくさんいるでしょう。例えば、テレビのチャンネル、外出先、外食先、子供の進路、食事のメニューなど、どれもほんの些細な事ですが、旦那さんの存在があまり大事にされていないと感じるには十分な理由です。
そんな自分の居場所のない家庭ではどんどんストレスがたまってしまいますよね。
誰かに相談する事でうつ症状が防げる
夫婦間のいざこざは意外と多いものです。「最近うまくいってない」と感じた場合、少しでも早く対処し、ストレスを軽減していく必要があります。以下のような症状があれば、ストレスサインととらえ、早めに誰かに相談するようにしましょう。
- 何度も考えているけれど答えが思い浮かばない。
- 何となく答えはあるものの、それが正しいことなのかわからない。
- 不安や恐怖に襲われ、いつも迷っている状態にある。
相談する事によって問題を解決できるわけではありませんが、誰かに話す事で安心したり気が楽になったりします。自分一人だけでは、どうしても思考が悪い方向にばかり傾いてしまいがちです。ほんの少し勇気を出して、家族や友達に相談してみるといいでしょう。
話せる人がいない場合には、カウンセラーや相談窓口、電話相談に連絡してみるのもよいでしょう。
泣くのはうつ病の初期症状かもしれないストレスの矛先が不倫に?さらには離婚に!?
パートナーのこんなところにストレスを抱えたりしていませんか。
- 家事をやらない
- いつもガミガミ怒ってくる
- 仕事や給料について嫌みを言われる
- 身なりに気を使わなくなった
夫が妻にストレスを感じても、男という事もあり、ストレス発散がなかなかしにくいというのも、旦那さんにとって不利です。こうした場合、男性はストレスがたまってもなかなか解消する事ができず、そのはけ口として別の女性と不倫関係になってしまう事もありえます。
また、女性関係に走らなくても一人で落ち込んでしまい、うつ症状が現れることもあります。これは男性に限った話ではなく女性の場合でもありうることです。
よって夫婦間はさらに険悪になり、離婚話へと発展しかねません。
家庭内ストレスの解消法
ここでは、家庭内ストレスを抱えてしまった場合の対処法をご紹介しましょう。
家庭や仕事場以外の居場所を作る
家庭内でストレスがたまって疲れている時、家庭以外に居場所があると安心です。仕事が逃げ場となっている人もいますが、職場もストレス原因である場合には安らげません。
仕事もしつつ家族サービスもするとなるとなかなか時間をとるのが難しいので、自分の趣味に関連した人との交流やコミュニティを居場所として探すとよいです。ゴルフが好きだったらゴルフ仲間とコンペに出かけるなどです。家庭でストレスがたまった時でも、そこでリフレッシュできてストレス解消できるでしょう!
相談できる人をみつける
家庭内で何かストレスを抱えてしまった時、悩みを話せる相手がいるとストレスはかなり軽減されます。ただし相手は慎重に選びます。例えば、妻の愚痴を話した時、に奥さんを擁護するような相手ではあなたのストレスはこれっぽっちも軽くなりません。
むしろ話して無駄だった…と後悔してしまうかもしれません。しっかり話しを聞いてくれた上で、自分の言う事に「共感してくれる人」を見つけられるのがベストです。話を聞いてもらいたくても、適切な話し相手を見つけるのがなかなか難しい場合、ネットの愚痴聞きサービスを利用してみるのもいいでしょう。
これは電話やスカイプを通して愚痴を聞いてもらうサービスで、とある会社のサービスでは、10分700円で利用することができます。ここで愚痴を話しても、否定されたり反論されたりする事もないので、安心して利用できます。なかなか話せる人がみつからない時、安易に知り合いに話せるような内容じゃない時などは特におすすめです。
夫婦でじっくり話し合う
休日などを利用して、夫婦間でじっくり話し合いをしてみるのもいいでしょう。日頃言いたくても言えない事をお互いにぶつけ合う時間も大切です。正直に心の内を打ち明ける事で二人の溝も解消され、信頼や絆も深まっていくでしょう。
「話し合い」というと重苦しい響きがありますが、これがお互いを理解し合うきっかけとなり、家庭内の環境を改善できる事もあります。面倒とは思わず、積極的に話し合いの場を作っていきましょう。
ストレス解消法のご紹介はこちらまとめ
- 夫婦問題がストレスとなる場合は多いです。最悪離婚に至ることもあり得ます。
- 夫と妻それぞれが感じるストレスのケースは異なります。
- 家庭内ストレスの解消例として「居場所を作る」「相談者」「夫婦の会話」がキーワードとなります。
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