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受験勉強のストレスでうつになりやすい生活習慣とは?

受験勉強によるストレスは放っておくとストレスになる可能性を秘めています。睡眠と生活の乱れが生じやすいので注意してください。また、食生活の偏りや運動不足にもなってしまうこともしばしば。勉強の合間に無駄話をして気分転換を図ってください。

受験勉強のストレスでうつになりやすい生活習慣とは?

受験時代は、寝る間も惜しんで受験勉強してしまいがちですが、受験期の頑張り過ぎにはリスクが伴います。

受験生活はいつもと生活習慣が変わり、過度なプレッシャーの中で膨大な量の勉強をしていくので、ストレス解消しないままだとそのまま精神的負担が重くのしかかります。

そのせいで、受験期に今までなかった様々な症状が身体面、精神面に出てきて、やがて「受験うつ」へと発展してしまいます。一生懸命受験勉強に励んでいる人ほど受験うつになりやすいのです。

一方で、受験期中も適度に息抜きしている人の方が受験うつのリスクを軽減することができるでしょう。

真面目な人ほど受験うつのリスクが高い?

「受験生なのだから受験勉強をいっぱいしなければ!」と思いつつ、受験勉強になかなか集中できなかったり、成績が思うようについていかないと焦燥感ばかり募り、思考力が低迷して自信喪失したり、うつ病傾向になっていきます。

真面目でプレッシャーに押しつぶされやすい学生さんほど、受験勉強に意気込んでしまうので、ストレスもたまりやすく、受験うつのリスクが高いのです。

以下のような症状が出てきたら、あなたは受験期特有のうつ病に陥っているかもしれません。

  • 疲れが全然とれない
  • 食欲がない
  • 過食してしまう
  • 眠れない

上記のような状態が2週間以上続いていたら注意しましょう。本格的な受験うつに突入しているかもしれません!完治するには早め対処が必要です。

うつになりやすい受験生の生活習慣

受験うつに陥る学生さんは、以下のような生活習慣を送っている可能性があります。心当たりがないか、あなたもチェックしてみてください。

  • 食生活が偏っている
  • 食事を抜く事がある
  • 夜食が続いている
  • 睡眠時間を削って受験勉強している
  • 昼夜逆転の生活になっている
  • 太陽の光を浴びる事が滅多にない
  • 運動不足
  • 気晴らししていない
  • 他愛のないおしゃべりを楽しめない

睡眠と生活リズムの乱れ

受験期の中でも、追い込み期間になると睡眠時間を削ってまで勉強したり、休日の早朝を利用したりして受験勉強に励む事も出てくるでしょう。これが習慣として根付いてしまうと、睡眠不足になったり、睡眠リズムが崩れたりしてしまいます。睡眠リズムが狂ってしまうと、

  • イライラ
  • 頭痛
  • めまい
  • 肩こり
  • 不安

などの症状も出てきてしまいます。

危険!生活リズムの乱れ

睡眠リズムだけでなく、生活のリズムが崩れてしまう事も受験うつにつながる要因となります。生活リズムが崩れると、太陽の光を浴びる機会が減ってしまいます。

受験期ともなれば、一日中部屋の中で勉強していて、気が付いたら一歩も外に出ないまま一日が終わってしまった…!なんて日もあるでしょう。しかし全く外へ出ずに太陽の光を浴びないと精神的不安定になります。これはなぜかというと、精神安定に役立つ脳内物質であるセロトニンが生成されなくなるからです。

セロトニンの分泌には太陽の光が必須です。どんなに受験勉強に追われていても、蛍光灯の光ではなく、ちゃんと太陽の光を積極的に浴びましょう。

食生活と運動、気分転換ができない

食生活が偏っている

夜遅くまで受験勉強するなどして睡眠時間が足りていないと、朝に自然と食欲がわいてこなくなります。昼は学食でうどんやラーメンを食べ、夕方は塾でファーストフードやおにぎりなどの炭水化物中心、夜中にカップラーメンやスナック菓子…、こんな食生活を続けているのなら今すぐストップ!

不規則なタイミングで食事を摂ったり、栄養バランスの悪い食生活を送っていたりすると、セロトニン合成に必要な栄養素を確保できず、精神不安定になり、受験うつを招きます。

運動不足

受験期間は運動不足になりがちです。机に向かって長時間同じ姿勢で勉強を続けているなど、ずっと座りっぱなしでは運動不足になってしまいます。首や肩も凝ってしまい、気持ちも窮屈になってきます。受験勉強中でも気晴らしは必要です。

家でゲームやPCで気分を紛らわす子も現代では多いですが、これは身体を使った運動ではないですし目も酷使するので、十分な気分転換になりません。外で適度な運動をして受験ストレスをリセットさせましょう!

無駄話をする余裕と時間が不十分

最近受験勉強ばかりで、友達や家族と無駄話する時間がめっきり減ったというあなたは、もっと他愛もない会話をできるシーンを増やすべきです。受験中は無駄話している時間が勿体ない!と感じてしまいがちですが、無駄話は気分リフレッシュ効果もあり、その後の勉強へのやる気にもつながります。

勉強に集中した後は友達や家族と雑談するなどして、受験勉強にもメリハリをつけましょう。

自分の想いを自由に語ったり、冗談を言い合ったりする機会がないのは窮屈ですし、受験勉強一色の日々になってしまうので孤独でストレスもたまっていきます。

大変な集中力を要する時だからこそ、家族や友人と笑い合ったりお話したりするだけでも鬱々とした気分が改善されてきます。無駄話をして受験期のストレスを吹き飛ばしましょう!

まとめ

  • 受験勉強期間は睡眠と生活の乱れが生じやすく受験うつのリスクが高くなります。
  • 生活習慣の乱れに伴い、食生活の偏りや運動不足にもなりうやすくなります。
  • 勉強の合間に友達や家族とコミュニケーションするなど効果的なリフレッシュ方法を確立してください。

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