原理について
- 1. 指先をフラッシュライトで照らし、その色の変化をカメラで1秒間に120フレーム撮影することで、指先に流れる血液の量を測定します(指尖容積脈波)。
- 2. 血液量の変化を計算し(速度脈波)、さらにその変化をとることで、加速度脈波を計算します。加速度脈波の波形のパターンは血圧変化のクセを表し、年齢ごとに特徴があるといわれています。
- 3. 加速度脈波の波形を解析し、そのピークの点の値を元に、加速度脈波加齢指数(SDPTGAI)と呼ばれる値を計算します。
- 4. これまでの研究で、指数と年齢には以下の関係があると言われており、この値をアプリで計算しています。 血管年齢(歳) = 43.5 * SDPTGAI + 65.9
(参考文献) 加速度脈波による血管年齢の推定, 高沢 謙二, et al., 動脈硬化 Vol. 26 (1998-1999) No. 11-12 P. 313-319
測定のコツ
- 測定中に指やiPhoneがわずかでも動くと測定がうまくいかなかったり、測定結果が大きく乱れる可能性があります。安定した環境で測定しましょう。
- 周囲の明るさが変化すると測定が失敗することがありますので、明るさが一定の場所で測定しましょう。
- 測定する指の高さと心臓の高さとの関係が変わると結果が変わることが分かっています。心臓と同じ高さで測定しましょう。