「人に頼ってみる」「ま、いっか」など、考え方を変えてみては?
ストレスをためやすい考え方として、「まじめ」「几帳面」「内向的」「苦労性」などが指摘されることがあります。これらは、決して悪いことではだけではないはずです。例えば、「まじめさ」や「几帳面さ」は、美徳になることも多いでしょう。
ただ、せっかくの美徳も、ストレスをためてしまうことになっては、自分のココロやカラダを傷つけてしまうことになりかねません。だから、ストレスを強く感じるようになったら、そういった自分のよいと思っていた考え方を、ちょっと疑ってみるのもいいかもしれません。
これまでまじめに過ごしてきた人なら、周りからも信用されているはず。疲れたときには、まじめさや几帳面さをちょっと緩めてみましょう。きっと周りも許してくれるはず。
自分が壊れないためにも、たまには、人に頼ってみたり、「ま、いっか」と深く考えずに行動したりなど、考え方を変えてみましょう。
お酒やタバコ、過食に逃げない!規則正しい生活と運動
ストレスがたまったときには、ついつい、お酒やタバコに走りがちです。
もちろん、お酒やタバコにも、一定のストレス解消効果はあります。例えばお酒を飲むことによって、気分を高揚させる「ドーパミン」という神経伝達物質が分泌され、ストレスを軽くしてくれます。
しかし、お酒の適量を判断することは難しく、ついつい飲み過ぎてしまいます。飲み過ぎは、睡眠を妨げ、仕事などのパフォーマンスにも影響します。新たなストレスの種になってしまいかねません。
またタバコを吸う習慣のある人は、吸ったときにリラックスできると言います。しかし、ある研究によれば、そのストレス感は喫煙する前に高く、喫煙した直後に低下し、次の喫煙までの間に増加するそうです。
これは、ニコチン切れによる離脱症状(イライラ・易攻撃性など)を喫煙によって緩和しているにすぎないと解釈されています。つまり喫煙はストレス解消法ではなく、ストレス要因とも考えられます。
ストレスに伴う食べ過ぎは、カロリーオーバーはもとより、栄養のバランスが崩れることで、体内の神経伝達物質の円滑な流れを妨げることになります。
一方、規則正しい生活で、ある程度決まった時間に寝て起きることにより、体内時計が狂うことなく、質の高い睡眠を、時間的にもしっかり確保することができます。適度な運動も、ストレスに効果的です。
運動によって血行がよくなれば、その分新陳代謝が促進されます。加えて、運動による疲労は、質の高い睡眠をとるためにも役立ちます。
ストレスをためがちという自覚のある人は、お酒やタバコ、過食を見直してみるべきかも知れません。
あえていつもの逆を行こう!ストレスをためる人からためない人へ
ストレスをためがちな人は、ただ一つの原因があると言うよりは、考え方や生活習慣など、いくつかの傾向や原因が重なっていることが少なくありません。
もしそうならば、ショック療法として、いつもの考えや行動を意識して、その逆を行くというやり方を実践してみることも、解決策になり得るのではないでしょうか?
つまり、仕事で「ここはもう少し変えたらよくなるかもしれない・・・」と気になったら、そこでストップして上司に提出してしまう。
「自分一人で頑張らなきゃ!」と思ったら、同僚や友人、知人に相談してみる。「こんな日は飲まなきゃやってられない!」というときは家でストレッチをしてみるなど、ストレスがたまりそうな考え方や行動に気がついたら、その反対を試してみるのです!
もちろん、自分の行動を変えることに、最初は抵抗があるかもしれません。でも、千里の道も一歩から。
ストレスをためて毎日イライラして過ごしていては、せっかくの楽しい時間を見逃すだけでなく、病気になってしまいます。。。
ストレスをためる人からためない人になるため、自分の行動をチェックして、見直してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- ストレスをためやすい考え方は、美徳にもなり得ますが、ストレスを強く感じそうなときは、それを変えてみることも大切です。
- お酒やタバコなどによるストレス解消効果は、あるとしても限定的。やはり規則正しい生活と運動が効果的。
- ストレスをためやすい人の原因は様々。ショック療法として、ストレスをためやすい考え方や行動の逆を試してみては?
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