うつ病は皆さんが思い描いているよりも厄介な病気です。うつ病になっても病院で薬を処方してもらえば治ってくると簡単に考えてはいけません。
うつ病は一度発症すると長く付き合うことになるもので、症状が改善されても再発しやすく、完治させるのが難しい病気です。うつ病にならないようにするためにも、日々の予防やストレス解消が欠かせません!
ストレス解消!うつ病を未然に防ごう

ストレスを感じやすい人や、ストレス発散ができない人はうつ病になるリスクが高いです。うつ病は日常生活で予防できるものです。大切なのは、以下の要素を偏らないよう、バランス良く取り入れていくことが予防につながります。
- 趣味
- 運動
- 休息
- 仕事
うつ予防のためにしておきたいこと
- 家族や友達と会話する時間を作る。
- 環境に大きな変化があった時はたっぷり休養をとる。
- 仕事のし過ぎを避ける。
- 十分な睡眠をとる。
- 自分一人で抱え込まないようにする。
- 完璧主義にならないようにする。
- レジャーを楽しむ。
- スポーツする。
- 肩の力を抜いて自分のペースで生活する。
基本はコレ!ストレスを解消していくこと
うつ病の一番の原因はストレスです。という事は、ストレスを抑制できればうつ病発生を防げるわけです。ストレスは外部からの刺激によるものも多く、なかなか予想できないので、完全にストレスを抑制する事は難しいでしょう。
しかしストレスがあっても、それをうまく消化させていく事ができれば問題ありません。①ストレスを溜めない、②それでも溜まったストレスは解消していく、これら2つのことを気をつけることでうつ病予防ができるということです。
考え方・視点を変えてみる
よく言われているのは、真面目で繊細な人ほどうつ病になりやすい、という事です。反対に、楽観的で大らかな人程うつになりにくいようです。性格をいきなり変えるのは難しいですが、考え方や見方をシフトしていく事なら可能ですよね。いつもとは視点を変えて考えてみるだけでも、悲観的にならずストレスを溜めこみにくくなります。
人の価値観や考え方は経験や家庭環境、教育によって深く根付いているので根本的に変えるのは困難です。まずはできる限り「考えすぎないようにする」事を意識していくといいでしょう。
スポーツのストレス発散効果
運動して汗をかく事でストレス発散でき、うつ予防になります。肥満予防にもつながりますし、身体にとっても良いアクティビティとなります。
リラックスできる時間を作る
頑張っている時や忙しい時、疲れている時こそリラックスタイムが必要です。心を落ちつけてリラックスさせると、脳の疲れも癒されていくでしょう。外の空気を思いっきり吸って深呼吸するだけでも良いリラックス効果になりますよ。仕事の効率を高めるためにも、リラックスする時間は必要です。自分が好きな事をして気分転換する時間を、定期的に取り入れていきましょう。
睡眠をたっぷりとる
睡眠は身体を休めてくれるだけでなく、脳の疲れも緩和させてくれます。睡眠のストレス解消効果を高めるためにも、以下の事に心がけながら睡眠をとりましょう。
- できるだけ毎晩同じ時間に布団に入る
- 睡眠時間は6時間以上
- 眠気が襲ってきたら(可能なら)仮眠して脳を休める
現代社会はストレスポイントがたくさん存在
現代の私たちの生活は様々なストレスポイントと隣り合わせです。例えば以下のようなケースが挙げられます。
- 同期は昇格しているのに自分はまだ…
- 仕事で評価されない
- 自分の成果が横取りされた
- 失敗を自分のせいにされた
この他にも多様なストレスポイントがあり、中には本当に理不尽なケースもあります。現代社会では、もはやストレスを抱えていない人の方が珍しいでしょう。それくらいたくさんの人がストレスを抱えて心に余裕がない生活をしています。
現代人はどこかで無理をして生きています。しかしイライラしている状態は、私たちにとってマイナスな影響ばかりをもたらします。心だけでなく身体にも影響を及ぼすので、心身共に良くありません。
イライラしている時は人間関係でもうまくいかなくなる事が多くなります。そのせいで、社会的信用を失う事さえあります。
現代社会にはストレス要因がたくさん存在していますが、自分がストレスを感じる時はどのような時でどういった状況かを分析することで、自分の弱点が分かり、ストレス対策もしやすくなります。
どんなことに自分自身がイライラを感じるのか知ること
落ち込みやすかったり、やる気が出なくて困ったりしている人は、自分がイライラするタイミングや状況を分析していくと、ある一定の法則を見つける事ができます。どんな事に自分がイライラしてしまうのかを、ご自身で知っておく事もストレス対策となるでしょう。そのためにできる事を以下にまとめてみました。
イライラした日を記録しておく
いつイライラが発生したのかメモに残してみてください。カレンダーや手帳でもいいです。一度客観的になってみる事が大事です。
落ち込んだ日の事を振り返る
次に、落ち込んだ理由を振り返ってみましょう。ネガティブになった原因にはある共通点が隠されているかもしれないからです。
例えば、
- イライラする時はたいてい月末
- 彼と喧嘩した後にイライラする事が多い
- 友達に自慢話をされると腹がたつ
- 親に小言を言われる時
- 職場の後輩の態度にイライラする事が多い
などなど、自分がいら立つ時はどんな時なのかその特徴が明確になってきます。
イライラ注意予報を記しておく
上記のように、客観的に自分のイライラ原因を分析する事ができたら、次はイライラしやすいだろうと予想できる日に、「イライラしやすい!注意」などとメモしておくといいでしょう。注意予報しておく事で心構えもできますし、イライラしないように作戦を練る事もできますよね。
例えば上司に愚痴を言われた日に落ち込みやすいと分析できた人は、上司と接する機会が多い日の前夜にその対策を考えておくといいでしょう。上司に愚痴を言われないようにするには資料を事前によく確認しておく事など、未然にトラブル防止できる方法も思いつくでしょう。もっと勉強が必要だと感じたなら今後そのための時間を作るなど、工夫する事もできますね。
女性のイライラは生理周期?
女性なら自分の生理周期を手帳に書き込んでいる人が多いですが、その周期とイライラしやすいタイミングが一致する事も多いです。つまり、生理前から生理中にかけては女性ホルモンのバランスが崩れ、精神的に不安定になる時期でもあるので、イライラも発生しやすいです。
生理周期を自分でしっかり把握しておく事で、来週は「イライラ週間だな」と心構えする事ができますよね。
ストレスはこまめに解消していく
ストレスは、たとえ一度に感じる量は少なくても、少しずつ溜まっていってしまうものです。そのため、気づかないうちにストレスが蓄積され、限界を超えてしまう事もあり、そういった場合にうつ症状や心身症など深刻なメンタル不調になってしまいます。
だからこそ適切なタイミングで息抜きも必要なのです。うつ病対策のためにも、ストレス解消はこまめにやっておくといいですよ。
おすすめのストレス解消法
部屋の中で踊りまくる、笑う
笑うことは身体の免疫に関わるナチュラルキラー細胞を活発にさせ、がんも抑制してくれると言われていますが、ストレス解消にも役立ちます。お笑い番組や落語を楽しむなどして、あえて笑う機会を増やしてみましょう。笑う事で心もリラックスでき免疫力も強化され、ストレス解消につながっていきます。
とにかく好きな事をする
趣味がたくさんある人は、とりあえず自分の趣味に夢中になるだけでストレスは解消されていくでしょう。自分の好きな事なら何時間やっていても時間が足りないくらい没頭してしまうものです。それだけ自分にとって楽しい事なので、ストレスも癒えていきます。
逆に、嫌々やる活動は5分だけでもつらくなったりストレスの原因となります。休日に没頭できる趣味がある人ほどうつになりにくいといわれているので、何か一つでも自分が時間も忘れるくらい楽しめる事を見つけられるとよいですね。
まとめ
- 21世紀の現代社会はストレス社会であり、ストレスを感じない人は少ないです。
- ストレスなんて大したことがないと思っていると症状がひどくなるとうつ病になってしまう可能性があります。
- ストレス解消方法を紹介しましたが、あなたに合ったストレス解消方法ででストレスポイントを防いでノンストレスの生活を送ってください。
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