調査時期 | 2017年7月 |
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有効回答数 | 28,298 |
アンケートでは男性の48%、女性の45%が「オタクだと思える趣味がある」と答えており、特に30代以下の男性、20代以下の女性の半数以上は熱中する趣味を持つという結果に。
今回の調査では、趣味に多くのお金を投入する「消費型」オタク、情報収集や仲間との交流を楽しむ「心理性」オタク、それぞれのストレスについて次のような傾向が判明しました。
「消費型」オタクの抱えるストレス
消費型オタクはストレス高め!?
可処分所得のうち趣味に費やす金額の割合についての質問に対して、6割以上を趣味のための出費にあてると回答した人達は、男女ともに回答者全体(3,145人)の平均値よりも10%近くストレス指数が高くなりました。
「消費型」オタクについては、ストレスが趣味のための消費行動を促している可能性があります。オタ活への出費を制限できない、管理できないという人は日常生活のストレスに注意してみるといいかもしれません。
「心理性」オタクの可能性?〜ネット、SNS利用の先で〜
SNSで趣味活動を充実させている
また本調査では趣味活動とSNSの使い方についてもアンケートをおこないました。
男性2,088名のうち40%が、女性4,680名のうち42%が「趣味のためのSNSアカウント」を所有しており、特に20代・30代女性はほぼ半数が所有しているという結果になりました。
このように時間や場所を問わないSNSが趣味活動を充実させるツールとして活用されると同時に、リアルの場で会うオフ会にもつながっているようです。
趣味を介したコミュニケーションがストレス軽減に
今回のアンケートでは、「同じ趣味をもつ人たちとネット以外でも交流していますか?」という質問に対し「頻繁に会っている」と答えた20代、30代、40代男性が、同年代の男性回答者の平均値よりも15%以上低いストレス指数を出しました。
仕事から離れ、純粋に好きなものを介したコミュニケーションを行うことがストレスを軽減させていると考えられます。
まとめ
「コミケ」や「ニコ超会議」、個別の「オフ会」などに代表される「好き」と「好き」の顔を合わせた交流の場は、ストレス社会のオアシスなのかもしれません。