ストレスアンケート
更新

職場環境とストレスの関係を調査

職場環境についてアプリ内でアンケートを実施し、回答者のストレス指数との関係をまとめました。

調査時期2017年11月
有効回答数7,489

ストレスの多い職場はこんな状況

上司との関係はストレスに影響する

よく言われるように、上司との関係はストレスに影響します。本アンケートでも、「上司との関係が悪い」と答えた人の方がストレス指数が約10%高いという結果になりました(50.35)。

仕事内容への満足度

「今の仕事内容はどのくらい好きですか?」との設問に対して、「好き」〜「どちらかというと好きではない」と答えたグループ間のストレス指数にほとんど差は生じませんでした。ところが、「好きではない」との回答になった途端ストレス値は増大し、特に男性はその傾向が大きくなりました。

仕事内容の好き嫌いは、単なる気分の問題ではなく、しっかりとストレスとして身体に影響してくることを覚えておくとよさそうです。

8時間労働には意味がある

男女ともに「8時間以下」グループが最もストレスが少ないという結果になりました。しかし、8時間以上については長時間ほどストレス値が大きくなるという現象は見られませんでした。

労働基準法に定められる8時間労働の原則を目安にすると、ストレス過多を避けることができそうです。

男性・女性で結果に大きな違いも〜コミュニケーション・在宅勤務のストレス〜

対面コミュニケーションとストレスマネジメント

同僚との対面コミュニケーションの頻度を尋ねる設問に対して、男性は「たくさんある」と答えたグループのストレスが顕著に低くなりましたが、女性は対面コミュニケーションの頻度によるストレスの差は見られませんでした。

ただし、今回のアンケート回答者は日本全体の現状と同様に男性のほうが勤務時間が長い傾向にあり、勤務時間が長いほど仕事仲間との対面かつ豊かなコミュニケーションがストレス軽減に貢献するという関係が現れたものと捉えられます。

増えつつあるテレワークなど対面コミュニケーションの確保が難しい勤務形態では、メンタルケアの一定の留意が必要と考えられます。

在宅勤務は安息か?ストレスか?

同時に、その職場がどこか、という点でも男女間に大きな違いが出ました。

男性では「家」と答えたグループが最もストレスが低く、女性では「家」と答えたグループが最も高くなりました。

仕事とプライベートの切り替えの得意・不得意が男女によって異なる、在宅ワークをする女性は家庭内の仕事もおこなっており、それがストレスとなっている、またはストレス発散を難しくしている可能性が考えられます。

まとめ

勤労する私たちのストレスは、いろいろな要素の組み合わせで増大、軽減されます。

客観的な数値を活用しながら、自分にとってストレスとなる要因、ストレスを軽減させる要因の両方を見つけることが、適切なストレスマネジメントのキーとなるでしょう。


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