やっぱりある!?お天気と身体の相関関係
晴れや雨といった天気の他、気温や、風の強さ、そして気圧など、気候には様々な要素があり、それぞれが身体に影響を与えます。
まず、日照時間や気温は、自律神経の働きを左右します。
日照時間の長さは睡眠時間や食欲に影響するとされ、日照時間が短い地域の方が、睡眠時間が長く(≒眠くなりやすい)、食欲が増すという傾向が見られます。
日照時間に特に敏感な人は、眠気だけでなく、冬になるとうつ症状が出る場合すらあるのです!
気温については、暖かいときには、全体的に副交感神経の働きが優位となり、身体や心をリラックスさせます。
逆に、寒いときには交感神経が優位となり、身体や心が緊張することになります。
また、気圧が身体に与える影響も無視できません。
健康で頑健な人ならそれほど意識する必要はありませんが、女性や高齢者、子どもなど、比較的身体の弱い人は、その影響を顕著に受けます。
例えば、低気圧のときの頭痛は、空気が軽くなった分頭の中の血管が拡張して血流が活発になり、皮膚と頭蓋を刺激することから起こるとされています。
このように、天気は身体に様々な影響を及ぼします。
もちろん、そのような影響は、環境の変化として、身体にとってのストレス要因となるのです!
梅雨時は要注意!雨はストレス要因に
では、雨の日は身体にどのような影響を与えるのでしょうか?
雨の日は、一般的に、晴れの日と比べて気温が下がり、日照時間も少なくなります。
それに加えて、雨の日は気圧も下がることになります。
そのため、睡眠をコントロールするホルモンである、「メラトニン」の分泌が不規則になって睡眠の質が下がり、眠気が増してだるくなったり、低気圧によって体調が悪くなったりしがちです。
そのように、天気自体もストレス要因になることに加え、身体の不調に伴い日常生活の処理が上手くいかなくなると、それが原因でストレスを抱えてしまうことになります。
ストレスを解消しようと思っても、雨の日はどうしても外出がおっくうになりがちで、運動をしたり、気晴らしをしたりすることも少なくなり、さらにストレスをため込んでしまうことになりかねません。
雨の日だけでもストレス要因になってしまうのに、それが続く梅雨時は、実は身体や心にとってストレスが続く厳しい時期と言えるのです!
これを押さえれば安心!梅雨時のストレス解消
ストレスをため込みやすい梅雨時は、いつもより意識してストレスコントロールに取り組む必要があると言えるでしょう。
そのために注意すべきポイントを、以下まとめてみました。
雨の日にもできることをピックアップしておく
外での運動や、外出しての気晴らしは、雨の日には気が進まないもの。
その分、室内でできるストレス解消方法を、自分なりにピックアップしておくとよいでしょう。
例えば、音楽を聴いたり、映画を見たり、ヨガや柔軟体操など室内でできる運動をしたりなどです。
そのようにストレス解消方法をピックアップしておくことは、ストレスコーピングにもつながり、梅雨時以外でもストレスコントロールに効果的です。
梅雨の晴れ間を大事にする
梅雨時とはいっても、雨が降らない日もあるはずです。
そういう日は、億劫がらずに外に出てみることがおススメです。
特に、日照時間が短い梅雨時は、自律神経を整えるためにも、太陽の光を浴びることが効果的です。
外での運動や、レクリエーションなどを織り交ぜれば、ストレス解消効果はさらに高まるでしょう。
規則正しい食事と睡眠を心がける
梅雨時は、肌の露出が増える夏に備えてダイエットをする人が多いと思います。
そのため、栄養バランスがどうしても崩れがちです。
カロリーを抑えつつではありますが、ビタミンやミネラルなど、全体的なバランスを意識した食生活を心がけましょう。
また、睡眠の質も下がりがちなので、睡眠時間を確保するとともに、寝心地のいい寝具を導入したり、寝室の環境を整えたりなどして、睡眠の質も意識するようにしましょう。
梅雨時の憂鬱な気分も、理由と対処方法が分かれば、恐れる必要はありません。
体と心を労わりながら、梅雨を乗り切りたいですね!
まとめ
- 雨や晴れといったその日のお天気は、日照時間や、気温や気圧など、様々な要因から身体に影響を与え、ストレス要因の一つとして考えられています。
- 雨の日は、日照時間が少なく、気温や気圧が下がり、睡眠の質も下がるなどのストレスになることに加え、それが続く梅雨時はストレスが続く厳しい時期になりがちです。
- ストレスを溜めがちな梅雨時も、室内でできるストレス解消などでストレスコントロールを図ることが大切です。
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