地球の裏側で行われているリオオリンピックも後半戦。
柔道、競泳、体操の金メダルなど、日本選手の活躍で手に汗握り、声をからして、昼夜逆転の生活をしている人も多いのでは?
選手たちが披露する素晴らしい競技を見たり、その背景のドラマを知ったりすれば、おのずと感動してしまいますよね!
そこで今回は、スポーツ観戦とストレスの関係についてまとめてみました。
スポーツ観戦でストレス解消!?その訳は?
大声を出して応援するだけで健康になれる!?
応援に力が入れば、ついつい大声を出し、身体も動いてしまいますよね。
それって実は、ストレスに対しても効果的なのです!恥ずかしがらずに、テレビの前でも観客席でも、大きな声で目一杯応援してみましょう!
例えば、大声を出すことには、「シャウト効果」があると言われています。
ハンマー投げの選手が、投げるときに叫ぶことがありますよね?アレです。
もちろん、筋肉を緊張させてより大きな力を出すためのスポーツ選手のシャウトと、スポーツ観戦での声援は、厳密には同じではありません。
しかし、大きな声を出すことで、腹筋を使った深い呼吸を促し、身体の中の酸素の循環をよくしたり、お腹の調子がよくなったりすることは当然あります。
カラオケでスッキリするのに近いと考えれば、分かりやすいですよね!
また、特にライブでのスポーツ観戦で、うれしくなって飛び跳ねたり、周りの人とはしゃいだりすることは、思いのほか、カロリーを消費し、運動としての効果があると言われています。
運動をしている気になるだけでも効果あり!
さらに、ある研究によれば、静止画像を見ているよりも、走っているなど、人が運動している様子を見た方が、心拍数が上がり、発汗が促進されるということがわかってきています。
体内の新陳代謝がよくなり、実際にスポーツジムで運動したわけでもないのに、爽快感がえられるということですね。
スポーツ観戦も行き過ぎると…
ストレス解消も出来て、楽しいスポーツ観戦ですが、落とし穴もあります。
例えば、球場やスタジアムなどの臨場感や、試合後ファン同士での打ち上げの楽しさで、ついつい、ビールやお酒など、アルコールを飲み過ぎてしまうことは、あるのではないでしょうか?
また、特にオリンピックなど、時差のある海外でのスポーツのテレビ観戦は、ついつい睡眠時間が削られたり、日常生活や仕事とのバランスを乱したりしてしまうきっかけになります。
そして、力を入れて応援していた贔屓チームが負けてしまった場合に、度を越してイライラしてしまっては、何のためにスポーツを見るのかわからなくなってしまいますね。
さらに言えば、生のスポーツ観戦時は、ゴミの処理などのマナーに気をつけたいものです。
などと堅苦しいことも書いてしまいましたが、やっぱりスポーツを見ると、ついつい熱くなってしまうのが人情というもの。
好みの選手やチームに、精一杯声援を投げかける手軽なストレス解消法で、蒸し暑い夏の夜をスカッとさせたいものですね!!
- オリンピックなどの特別の機会を除き、やはり人気があるスポーツは野球とサッカー。女性ではフィギュアスケートの人気も高いようです。
- スポーツ観戦には、応援で大きな声を出すことをはじめ、運動そのものと似たような効果があるとされ、一定のストレス解消効果など良い影響があると考えられます。
- スポーツ観戦に伴うアルコールの取り過ぎや睡眠不足など、ストレスに悪影響を及ぼすこともあるので要注意です。